筋・筋膜性歯痛とは
- saraku8
- 7月16日
- 読了時間: 2分
筋・筋膜性歯痛とは筋肉由来の歯の痛みのことをいいます。
咀嚼筋(かむときに使う筋肉)の正常な機能が障害されて異常な筋緊張を生じて痛みが起きます。
その原因としては、歯科治療に起因してかみ合わせが変わったり、硬いものをたくさん食べたり、長時間かんだり(ガムなど)したことによって起きます。
朝、起きたてに痛みを感じる場合は夜中の歯ぎしりに起因していたり、昼間でも歯と歯をかみ合わせる癖のある場合にも起きることがあります。
治療としては咀嚼を減らして筋肉を休ませたり、筋肉の緊張をゆるめるようなお薬を飲んだり、トリガーポイントブロック注射が行われたりします。
当院では咀嚼筋を触診し、押さえて痛みがある筋肉が緩むような鍼施術を行っています。
だからといって咀嚼筋だけに鍼施術を行うわけでなく、関係する頚肩部、手足、頭皮にも施術を行います。
まず、YNSA(山元式新頭針療法)の基礎治療を行い、その後痛みに変化が現れるようなポイントに鍼を追加します。その後、局所である咬筋・側頭筋・翼突筋などに刺鍼をします。
はじめての方は刺鍼のみの軽刺激の治療を心がけています。頑固な症状のある方や発症から時間の経過している方の場合は鍼に電気を流す鍼通電療法を行います。鍼通電療法ははじめ怖がられる方が多いですが、ビリビリという刺激ではなく、トントントンと軽くたたかれているような心地で通電中は眠ってしまわれる方が多いです。
自宅でのセルフケアとして原因筋のマッサージ方法をお伝えしています。自宅でのセルフケアと当院での鍼施術を並行して行っていただくことで早期の痛み解消につながります。


